FXは『ギャンブル』なのか?――私が「No」と断言する理由

FX

はじめまして、Anko(あんこ)と申します。

突然ですが、『ギャンブル』という単語から、いくつか他の単語を連想してみてください。
競馬、パチンコ、宝くじ、オンラインカジノなどなど、、、さて、連想した単語の中に『FX』はありましたか?
5~6個単語が浮かんだ方なら、きっと入っていたのではないでしょうか?

FXという言葉だけを知っている方のイメージは「一晩で〇十万、〇百万の利益(損失)」「上がるか下がるかの50%」「借金・破産」などといったところでしょうか。
新NISAやiDeCoなど、大投資時代が到来した現代日本においても、FXはインデックスのような『投資』ではなく、『ギャンブル』扱いされているのが現状です。


FXは本当に危険なギャンブルなのか?

それでは、果たして本当にFXは危険なギャンブルなのでしょうか?
この問いに対して、わたしははっきりと No を突きつけます。
なぜなら、ギャンブルとFXには決定的な違いが2つあるからです。


違い① 損失を自分でコントロールできる

例として競馬と比較してみましょう。

競馬とFXに、それぞれ10万円ずつ資金を準備したとします。
お気に入りで調子の良い馬が勝つことを信じ、単勝10万円分の馬券を購入しました。
しかしゲートが開いた瞬間、賭けていた馬の騎手が落馬!!!
1着はもう絶望的です。もしこんなことが起きても馬券は返金できません。
10万円分の馬券が紙屑になるのをただ傍観することしかできないのです。

一方FXでは、保有したトレードポジション(買い・売り)が利益方向から逆行した場合、含み損(確定していない損失)が発生します。
この含み損を確定させることで、全ての資金を失う前にトレードを終了し、損失を限定することができるのです。

騎手が落馬した時点で、1万円の損を許容し奇跡の逆転1着大儲けを諦める代わりに、9万円で馬券を売却できるようなイメージです。


違い② 未来を予測する手段がある

これも競馬と比較してみます(競馬アンチじゃないです)。

競馬にはオッズや馬ごとの過去成績など参考になりそうなデータはあるものの『予想』することしかできません。
レースが始まってしまえば後は完全に運次第です。
あるレースで着順を完全的中させられたとしても、別のレースで着順を完全的中させられる再現性はありません。

一方FXには、『テクニカル分析』と呼ばれる、チャート(過去の値動き)をもとに未来の値動きを予測する方法があるのです。
一見するとチャートに規則性など無いように感じられますが、実は人々の心理や行動パターンが反映されています。

トレード参加者たちの「買いたい」「売りたい」「もっと上がるかも」「もっと下がるかも」といった集合意識が価格に反映され、その心理は繰り返されるため、同じパターンがチャートに何度も現れます。

だからこそ、過去のチャートを分析・検証することで、未来の値動きを『予測』することができるのです。


まとめ:FXはギャンブルではなく投資になり得る

『損失のコントロールが可能』『予想ではなく予測』。
この違いがある点で、ギャンブルとFXは本質的に別物です。

もちろん、分析をせず「なんとなく上がりそう(下がりそう)」という考えでトレードしたり、「手っ取り早く大きな利益を得たい」という気持ちで無謀なトレードをすれば一瞬で資金を失うこともあります。

しかし、それはFXが危険なのではなく、FXをギャンブル化してしまうトレーダー側の問題です。

私は学びと分析を重ねれば、FXは『ギャンブル』ではなく『投資』として取り組めるものだと考えています。


このブログについて

さて、ここまで大変偉そうに語ってきましたが、実は私も『ギャンブル脳』から『テクニカル脳』への切り替えの真っ最中なのです。

FXを始めてからもう4年、テクニカル分析を日々勉強・トレードで実践していますが、欲望や焦りが顔を出した途端、ギャンブル的なトレードをしてしまうことがあります。
ギャンブルトレードをしてしまうたびに、損をしても利益になっても恥ずかしく、悔しい気持ちになります。

この悪癖から脱却するためには、誰かにトレードを見られているという感覚が必要だと思い至りました。
そこで、テクニカル分析による根拠に基づいた、誰に見られても恥ずかしくないトレードができるようになるために、このブログ 『もくもくテクニカル分析勉強会(略:もくテク会)』 を立ち上げました。

当ブログでは、テクニカル分析による値動き予測や実際のトレードを公開し、分析精度の向上・トレードメンタルの改善により、トレード成績の長期的な向上を目指します。

これからFXを始めようと考えている初心者の方、感覚トレードやギャンブルトレードを脱却したいと考えている方にとって、共に学び成長できる場になれば嬉しいです。

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